太宰府に来て歴史に興味を持つようになりました。受験勉強で歴史は暗記したけれど、受験が終わったら全て忘れてしまって残念な思いをしていました。身近なものとして触れたいとずっと願って、社会人になってから何度か勉強しなおそうと試みたけど、失敗に終わってました。
でも、太宰府に来て、奈良時代からの九州の玄関口、太宰府政庁やお坊さんの育成機関である戒壇院が、自宅から散歩できる場所にあって、空海や菅原道真公もはるか昔に同じ道を歩いていたかと思うと、すごくワクワクして、はじめて歴史を肌感覚で身近に感じるようになりました。
実家がある三重県桑名市は江戸時代、東海道五十三次の宿場町として栄えた場所。名物は「その手は桑名の焼き蛤」のハマグリ( ^ω^ )
先週実家に帰省した折、改めて桑名の歴史に触れたいと思い、伊勢への玄関口「七里の渡し」、旅籠だった船津屋、泉鏡花の小説「歌行灯」の舞台にもなり、わたしのうどん好きのルーツでもあるうどん屋「歌行灯」などをまわってきました(^^)
中でも感銘を受けたのは、名古屋から桑名エリアに流れる木曽三川の護岸工事。水流豊かゆえ米も取れるけれど、一度氾濫すると水辺近くの土地は甚大な被害を被ります。その護岸工事のため、遠く島津藩から鹿児島士族のべ1000人が来て、うち80数名が事故や切腹で命を落としました。小さい頃、桑名は下水処理が遅れているといって、ぼっとんトイレですごく恥ずかしい思いをしていたけれど、昔から木曽三川は大きな課題で、そのためにわざわざ縁もゆかりもない鹿児島から士族の方が来てくださって命を落としながらも工事を完了してくれた、その事実と今に繋がる歴史の積み重ねに感銘を受けました。
江戸時代にすっかり魅了され、水戸黄門シリーズ、武士の家計簿、超速!参勤交代など、江戸時代をテーマにしたビデオに先週はどっぷり浸かってました(^^) 江戸時代の文化の豊かさと、武士の商人の間で繰り広げられるドラマにますますはまっています(๑˃̵ᴗ˂̵)笑
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