森をツナグ2周年記念 オンライン写真展 『夜明け -Hope-』
不安と寂しさと孤独でいっぱいだった 3 年半前。
20 年近く東京で正社員をしていて、 夫の転勤で太宰府へ。
名刺でご挨拶していた世界から、 肩書きも何もない世界に入りました。
毎日が真っ暗でした。 先の見えない暗さでした。 仕事もない。 子どももいない。 夫の妻としてできる何かがあるわけでもない。 これまでの職歴も、学歴も、通用しない。 縁もゆかりもない。 友達もほぼいない。
ありのままの自分で 生きていくしかないと思いました。
ひたすら大宰府政庁跡と そのまわりを歩いていました。
これから私はどう生きていくのか、 不安と寂しさと先の見えない暗さに 押しつぶされそうになりながら、 ぐるぐる、ぐるぐる、歩いていました。
ずっと支えになってくれた曲が、 手嶌葵の「The Rose」です。
福岡出身の彼女の柔らかい声が、 私の心の奥に響き、包み込んでくれました。 頭に流れるその曲をイメージしてつくった作品です。
『夜明けのこない朝はない』 どんなに暗い夜でも、必ず朝はくる。 そのことを太宰府の自然が教えてくれました。
わたしのそばにはいつも太宰府の 美しい自然がありました。
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